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帽子の色で中の温度は変わる?暑さ対策で快適登山

暑い夏も終わって涼しい日が増えて来ましたね。

それでも日差しを浴びるとまだまだ暑い時も多く熱中症には注意が必要です。

この前は色の違いで日に当たると、どれくらい温度が上昇するのかを調べてみました。

「登山の暑さ対策」服の色で温度がどれくらい違う?知って涼しく快適に!

今回は実際に使っている道具で試してみました。

実験方法は前と一緒で、アルコール温度計を使って、日陰で外気温を合わせてから日に当てて10分間の上昇をみます。

実験当日はこの前ほど日差しは強くなかったが、まだまだ暑い日でした。

それではやってみましょう!

実験1 帽子

実際にかぶってる時はどれくらいの温度があるのでしょうか?

ノースフェイスの黒いキャップとフェニックスのベージュのハットです。

日陰で温度が安定してから、

日差しを当てます。

サイドメッシュの分、ハットの方が少し通気性は上です。黒は高いのはわかってますが実際にかぶってる帽子内はどんな結果になるんでしょうか。

10分間の測定結果

なし 帽子 ハット
スタート 34.5 35.5 35.0
1分 38.0 39.5 36.8
2分 39.8 43.0 38.5
3分 41.2 46.0 40.0
4分 42.0 47.8 41.0
5分 40.2 48.2 41.0
6分 40.0 48.0 41.2
7分 40.0 48.5 42.0
8分 40.5 49.0 42.5
9分 39.5 49.0 42.8
10分 39.7 48.5 42.5

やっぱり黒い帽子は暑かった(^-^;

ハットと比べても6℃も違う結果になりました。

実験2 ベースインナーとラッシュガード

白持ってなかったので、海やプールで着るラッシュガードにしました。(主に釣りで使用してます)

通気性はあまり無いですが、UVカットと速乾性は抜群です。

何かの参考になれば幸いです(笑)

温度計はどちらも生地一枚下にしてあります。

日に当ててスタートです。

10分間の測定結果

なし ラッシュガード ベースインナー
スタート 37.5 37.0 37.0
1分 37.5 37.0 37.0
2分 37.2 37.2 38.0
3分 37.0 38.0 38.2
4分 37.0 38.5 39.0
5分 38.5 39.5 40.5
6分 38.8 40.0 41.2
7分 38.0 39.8 41.0
8分 36.5 39.2 40.2
9分 36.0 39.0 40.5
10分 36.0 38.8 40.0

途中で風が強くなったのと、雲が少し出たので気温が下がりました。

前回の結果で青が暑いはずなんですが、ベースレイヤー生地の通気性のお陰かそこまで温度が上がる事はなかったです。

それでも通気性の悪いラッシュガードの白より少し暑いので温度差はありますね。

まとめ

通気性でも温度は変わりますが、やはり色による温度差の影響は大きいです。

直射日光を浴びた黒い帽子内は49℃と超高温と言う結果でした。この温度なら熱中症もありえますね。

真夏に全身黒い服装をして直射日光を浴びてる人は6~9℃くらい暑くなってるはずです。

この実験をしてから、黒い服装はなるべくしたくないです。

でも白い帽子は似合うのか?それとも涼しさを取る?暑がりだから悩み所です(笑)

理想は通気性が良くて速乾性のオール白で固めれば完璧ですけど、黒がカッコ良かったりするんですよね。

おしゃれを取るか快適を取るか・・・やっぱり安全で快適か。暑さでダウンして動けなくなったら楽しい山歩きができなくなりますからね。

この結果が暑がりな人の役にたてばなによりです。